社会で生活するためには時間が重要です。正しい時間が分からなければ待ち合わせや約束ができなくなってしまいます。その時間を刻んでいるのが時計です。全世界で同じ1秒を刻むことが、正しい1分となり、1時間を知ることができます。時間は国ごとに長さが変わることはありません。統一された長さで時を常に刻んでいます。それは標準となる協定世界時に同期した原子時計があるからです。協定世界時とは世界各地の標準時の基準となっている時間で、日本の標準時は協定世界時よりも9時間早いので時差が+9時間ということになります。原子時計は誤差が3000年に1秒程度の正確な時を刻むことができる時計です。計量標準へのトレーサビリティー体系を持つjcssはこのような正確に時を刻むことができる時計を標準として校正されていることを証明することができます。

標準となる時計によって校正した証

時間について日本の計量法によって国家の計量標準として規定されているのが協定世界時に同期した原子時計です。情報通信研究機構と産業技術研究機構がそれぞれ特定標準器として管理しています。時間は規則正しい周波数によって校正されます。一般のユーザーから校正を依頼される認定事業者や登録事業者は二次標準や実用標準として、原子時計、セシウム周波数標準木、ルビジウム周波数標準器等の校正を特定標準器で行います。つまり正しい間隔で周波数が刻まれることを確認します。校正された二次標準や実用標準にはjcss標準付校正証明書が交付されます。この証明書により国家計量標準と校正されたことのトレーサビリティーが確保することができます。認定事業者や登録事業者はISO17025への適合性などの審査によって技能を認められて校正機関となることができます。

時間を正確にするための周波数の校正

時計を正確に合わせるためには、正確な1秒を校正する必要があります。その1秒が適正かどうかを確認するために使われるのが周波数です。1秒間に正確な周波数を発生する装置があれば正しい1秒を確認することができます、一般に使われる計測器として周波数標準、信号発生器、発信機、周波数発生器、周波数計測器、スペクトルアナライザーなどがあります。校正するときにトレーサビリティーが確保できていなければ国家間で正しい時を刻んでいることが証明できなくなります。そのため、認定された事業者に二次標準や実用標準を使って校正を依頼します、そうすることでjcss認定シンボルや標章付き校正証明書が交付されます。この証明書によって国家計量標準を元とするトレーサビリティー体系を構築することができます。