jcssとは「JapanCalibrationServiceSystem」の略称です。
これは、計量法に基づいた計量法トレーサビリティ制度を意味しています。
そんなjcssは校正事業者登録制度と計量標準供給制度によって成り立っています。
校正事業者登録制度は、校正事業者を対象としており、計量法に関する法規やISO/IEC17025の事項に適しているかどうかと、登録の基準としている任意の制度です。
一方の計量標準供給制度は、計量法に準ずる形で経済産業大臣が指定を行っています。
審査を経て、見事登録事業者となった場合には、特別な標章入りの校正証明書が発行可能となります。
この証明書によって、校正技術者として優れた技術能力を所持している事が、一目でわかる仕組みになっています。

登録事業者になる為に必要な準備とは

登録事業者になる為には、登録申請を行わなければなりません。
しかし、登録申請は簡単に行えるというものではなく、書類の提出が必要となります。
その為、登録事業者になる為には、登録申請に必要な書類を作成する事が欠かせません。
必要な書類とは、計量法第136条もしくは第144条の証明書、技能試験への参加などによる校正技術能力の証明書、校正の実施方法をまとめたマニュアルなどです。
また、内部監査を行った実績も求められるとあって、登録の可否を判断する現地審査までに、内部監査を実施しておかなければいけません。
なお、これらの書類は1部だけあれば良いというものではなく、写しを3部制作した上で、最寄りの申請窓口に提出しましょう。
申請窓口は、東京、愛知、大阪の3か所にあります。

申請から登録までの流れについて

提出した書類に関して不備がなかった場合、すぐに審査日程の調節へと入ります。
不備があった場合には、質問書が届くので、その不備にすぐさま回答するようにしましょう。
審査日程が決まれば、審査通知書が届き、審査通知書に記載された日時に現地審査が実施されます。
現地審査で不適合な部分があれば確認書が届き、問題がなければ審査報告書が後日到着します。
確認書が届いた場合にはどのように是正したのかをまとめた、報告書を受領確認書と共に提出しましょう。
確認書が届かなければ、受領確認書のみの提出で構いません。
その後開かれる評定委員会で、登録の可否が判断されます。
評定委員会が開かれてから1か月程度で、登録が認められた場合には登録書が、登録が認められなかった場合には登録拒否書が届きます。